いとう建設工業株式会社 着工から完成まで

いとう建設工業 「遮熱の家」が完成するまで いとう建設工業株式会社

屋根の瓦で太陽の熱を遮熱し、軒の出を深くして、直射日光が家の中に射し込むのを防ぐというのは昔ながらの手法ですが、今では家の造り方や材料も変わり軒の短い屋根と壁で熱を受ける住宅が主流になっています。

「遮熱の家」という呼び名はつい最近言われ始めたものですが、これはアルミ箔を表層に貼ったシートを屋根の下に貼り、外壁の下に貼る事により熱を反射させるものです。

遮熱材が熱を反射する割合(反射率)が高ければ高いほど、家の中には熱が入り込みにくいということになります。いとう建設の家づくりでは、夏の部屋の暑さを軽減できるようにすべての家が『遮熱の家』となっています。

※注意・・・屋根換気口が屋根裏の暑い熱を排出するのに必ず必要です!!
      暑い熱は上昇し屋根裏にたまります。
      この熱を排出しなければ部屋の温度はなかなか下がりません。
      「遮熱」+「屋根の一番高い棟には屋根換気口」を付けるのが必ず必要です。

足利市の○上さんのおうち 「遮熱の家」が完成するまで

 
設計施工:いとう建設工業株式会社
場所:栃木県足利市
構造:在来工法 木造2階建て陶器瓦葺
床面積: 1階 85.29m2
     2階 66.24m2
      延べ床面積 151.53m2(45.75坪)
施工面積:1階 86.95m2
     2階 85.28m2
     延べ施工面積 172.23m2(52.0坪)
    

1.地盤調査

『遮熱の家』の現場が始まりました。
敷地内の建物の解体、植木の伐採、敷地の盛土、整地など、基礎工事ができる状況になりましたらまずは地盤調査を行います。この調査は全ての新築現場で行われ地盤の強さを数値データにだし、もし地盤が弱いようでしたら地盤改良が必要となります。

  

             1階建物の4隅を地盤調査します。

2.地鎮祭

地盤調査により地盤改良など必要のない場合、地鎮祭を行います。そして工事が始まります。
地鎮祭(じちんさい・とこ しずめ の まつり)は、新築工事を始める前に行う、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得ると言うものです。工事の無事を祈る儀式と認識されており、
安全祈願祭と呼ばれることもあります。
※地鎮祭の日程、地鎮祭に必要なもの、神主さんへのお礼(初穂料・お礼)など詳しくは、営業担当が、文にしてお施主様にお渡ししています。

  

玉串(たまぐし)のささげ方 を知ろう!
神前に玉串をささげます。玉串は、榊(さかき)の小枝にシデという紙片をつけたもので、神主さんが1本ずつ手渡ししてくれます。差し出されたら軽く一礼して、まずは右手で枝のもとのほうを持ち左手は葉のあたりを軽くささえて神前へ進みます。神前で深く一礼したのちに、玉串を右まわし(時計回り)にまわして枝もとを神前のほうに向け右手を上向きにして左手を添えながらそなえます。そうして二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼ともいう)します。

  

3.水盛り・基礎工事・水道工事

クイを打ち、測量機レベルを使い水平をだしヌキ板を打ちます。水盛りやり方(基礎の位置、基礎の高さの水平、角度などを決める)が完了し基礎工事が始まります。

  

ベタ基礎の基盤に砕石を入れ基礎ランマーで転圧(地盤を固める)し土間の湿気があがらないように土間シートを敷き、鉄筋を組んでいきます。

  

配筋が終了したら、厳しいJIO(日本住宅保証検査機構)の配筋検査を受けます。
合格したら枠を組み、コンクリートを打設していきます。

基礎の完成です。玄関タイルの下地土間も打設します。
基礎が完成したら、いよいよ家づくりの主役『大工さんの登場です!』

4.上棟

『大工さんの登場です!』
まずは、土台敷きです。土台の位置を決め、基礎から出ているアンカーボルト(基礎と土台を固定し、構造体と基礎を一体にする。構造体の移動、転倒を防ぐ役割)の穴を土台に開けます。
基礎パッキンをセットし土台敷きを始めます。

基礎パッキンとは?
『キソパッキング工法』は基礎と土台を絶縁することで、腐朽菌やシロアリからの被害を未然に防ぎ、建物の耐久性や建材の持つ性能を十分に発揮させます。
自然の気流を利用した全周換気で床下全域を乾燥させ、カビの室内流入や結露防止をします。建物の耐久性と省エネ効果を高めます。

  

  

※いとう建設では、土台にヒバ材を使用しています。ヒバ土台は、腐りにくく白蟻にも強くヒバ土台を使う事によって、人に決して良くない白蟻駆除材は使用しなくて良い事になっています。
それだけヒバ土台は強く評価されています。

給水工事、給湯工事、排水工事の内部配管も終了しています。
土台を敷き終わったら、床下断熱材を入れ込みます。

いとう建設では床下断熱材にスタイロフォームを採用しています。
スタイロフォームは、■熱を伝えにくく■水を吸収しない■優れた断熱性能がある■変形しない■軽い
などの特徴を持っています。

  

床下断熱材が組み込まれたら、次は床下地の厚い構造用合板を張りつめます。
この構造用合板は2階床にも採用しています。

いとう建設では『剛床工法』(ごうしょうこうほう)を採用しています。

剛床工法とは、根太を使わず床下地合板の厚みを厚くして、直接土台、梁材に打ち付ける床組みで、根太工法に比べ、床面と構造材が一体となり地震や台風時に発生する水平力に対して凄く強く地震対策となります。『剛床工法』は根太レス工法とも言います。

  

上棟前に先行足場を組んでいきます。この足場工事は、工事中の安全確保に必要な工程です。
上棟材も搬入されました。

  

いよいよ、待ちに待った 上棟が始まります。
※上棟式
棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)ともいいます。
上棟式とは、建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事、建物が完成することを祈願する儀式です。

天気のいい上棟式が一番いいですが、雨の日の上棟も昔から「降り込み」と言って、「幸せを降り込む」とか、「福を招き入れる」と言い伝えがあり、大変縁起がよいと言われています。
雪の日は?数年に一度経験しますが、雪が降ると大工さんは降参です。
雪が梁や構造体につもり、危なくて作業ができません。雪が多く降ると上棟を中止しますが、その日が凄くいい日でどうしても上棟をしたいと言う事になれば、上棟のはじめに一番で建てる柱「いの一番」の柱を立て、そこに幣束(へいそく)を建て上棟とする、と言うやりかたも有ります。

幣束(へいそく)一般的には下記の写真を上棟につかう上棟セット・へいそく、と言っていますが、へいそくは下記の写真の左右にある紙でできたギザギザなものを言うようです。

  

待望の上棟が始まっています。
いとう建設の構造材をご覧ください。2階材は、碁盤の目のように多くの木材が使用されています。

  

  

  

無事に家で一番『高い棟』があがり上棟が終わりました。
いとう建設の上棟は、『棟』をあげて終わりではなく、すぐに屋根工事に入れるように屋根野地まで完了する事を約束事にしています。それは上棟が危険な高所作業だと言う事と1日でも早く屋根工事を行い雨などに対処しようと言う考えです。
『棟』があがっただけの上棟では、その次の日から大工さんが危険な高所作業を数日行なう事になってしまいます。上棟日の職人さんが多い時に屋根野地板まで完了すれば、危険な作業も少なくなり、また屋根工事も早々に始まります。
「大きな家」や「呼吸する家」では2日かけ上棟を行います。

作業終了後、上棟式が始まります。上棟に携わった職人さんや、いとう建設の協力会社の人たちが集まり上棟式が始まります。

  

  

営業担当者、岡部専務がお施主さんへ感謝の言葉やいとう建設の誓いの言葉、家づくりなどをのべます。
その後、参加した協力会社のみなさんからお施主様へ名刺をお渡ししご挨拶を行います。

  

お施主様がへいそくに向かって二礼二拍手一礼を行います。
営業担当者、現場監督、基礎担当上棟担当のかしら(頭)も二礼二拍手一礼を行います。

『喜びの札』に家族の想いを書き、柱に打ちつけます。
後日、「へいそく」と「喜びの札」は、この家で一番高い『棟』に取付けされます。

  

上棟おめでとうございました。
全員で乾杯!記念写真をパチリ!

  

5.屋根工事・木工事

遮熱シートが張られ、瓦桟が打ち付けられました。
瓦葺きが始まりました。

  

  

ベランダの防水工事も始まりました。
防水は、ヒビや割れに強いFRP防水です。

  

木工事も着々と進んでいます。
天井・壁の断熱材も施工されました。

  

2階の床は構造用合板の厚い板の上に、遮音性を高めるためにコンビボードが貼られ
その上にフロアーが貼られます。(3重構造)

  

外壁のサッシが入り、床、壁が貼られると、外では外壁工事が始まり、内部ではユニットバスの工事やシステムキッチンの工事も始まります。

遮熱シートが張られ、通気胴縁(つうきどうぶち)が打ち付けられています。

通気胴縁とは?
木造住宅の外壁下地に通気胴縁を打ちつけることにより、夏、外壁で暖められた空気が胴縁の欠けている部分から壁体内を通気し屋根裏まで熱い空気を運びます。通気胴縁を使用する事によって、通気工法となり通気性が高まり、住宅の寿命を縮める結露を防ぎ、またカビやダニの発生を防ぎます。

  

  

板金屋さんが破風板(はふいた・横樋が付くところ)のガルバリウム鋼板を貼ります。
外壁屋さんの工事が終わると今度は、樋工事を行います。

ガルバリウム 鋼板とは、アルミと亜鉛で鉄を守ることにより生まれた耐久性に優れた鋼板です。
ガルバリウム 鋼板は、なによりもその優れた耐食性。使用環境により、通常の溶融亜鉛メッキ鋼板(通称トタン板)の3~6倍の耐久性を持つことから住宅、店舗、工場などに使われています。

  

ユニットバスの工事も始まりました。

  

システムキッチンの工事も始まっています。

  

建具も入りました。もうすぐ、木工事が完成します。

  

木工事が完了すると『社内検査』を行います。

  

6.仕上げ工事

木工事が終了すると、ぞくぞくと職人さんや協力会社が仕上げに現場に来ます。
塗装屋さん、内装屋さん、外部では足場が外され外部給排水やエコ給湯、浄化槽などの工事が始まります。
塗装屋さん、内装屋さんの工事が完了すると電気屋さんが照明の器具の取り付けが始まり、カーテン工事も始まります。

  

 <内装工事・クロスの下地パテ処理>      <クロスが貼られています>

  

<電気屋さんが照明器具の取り付けを行っています>

  

<カーテン工事が行われています。>

  

<玄関のタイル工事も完了しました>

  

  <基礎の化粧の刷毛引き工事>      <勝手口の土間も仕上げ塗りです>

  

外部給排水工事も急ピッチで進められています。


もうすぐ完成です。
『社内完成検査』が行われます。

  

完成しました。「完成おめでとうございます!」

<<<<< 画像をクリックすると拡大写真がみられます >>>>>

   

相談から契約、引渡しまでのステップ
いとう建設の営業方針・接客の仕方
どんな家を造っているの
考え方・方針・見積・価格
JIOの雨漏り防止検査の実施

1.地盤調査 2.地鎮祭 3.水盛り・基礎工事・水道工事 4.上棟 5.屋根工事・木工事 6.仕上げ工事


Copyright(C)ITOHKENSETSU Co.;Ltd. All Rights Reserved.